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東日本大震災被災支援特別委員会」は
  4つの柱を立てて第Ⅰ期の活動をします。

  〈第Ⅰ期 2011年6月〜10月〉

(1)奥羽教区の被災3教会(宮古教会・新生釜石教会・大船渡教会)の
   経常会計支援(奥羽教区からの支援の要請により)


(2)被災教会を支えるための教師の派遣・交流


(3)現地教会を通じた被災者生活支援のための物資の調達・搬送
   及びボランティアの派遣


(4)幼児施設の復興支援 (当面、新生釜石教会員が園長を務める釜石保育園を支援します)


 《4つの柱に関する説明


(1)奥羽教区の被災3教会(宮古教会・新生釜石教会・大船渡教会)の
   経常会計支援

  奥羽教区からの支援要請により、同教区が行う募金へ協力します。
  奥羽教区はこれから数年間、上記3教会の経常会計を年間100万円ずつ
  (年間計300万円)支援しようとしています。

  『教団年鑑』2011年版によると、上記3教会は以下の状況です。
           現住会員  礼拝出席  経常収入
    宮古教会     9名   13名  279万
    新生釜石教会  23名   17名  394万
    大船渡教会   16名   14名  413万

  こうした小さな群れが今回、地震・津波の被害に襲われました。
  牧師も信徒も被災しており、教会を今まで通りに支えていくことに大きな
  困難が生じています。
  状況に鑑み、これらの3教会を支えることで、主のからだなる教会の一致と
  交わりの恵みにあずかりたいと願っています。


(2)被災教会を支えるための教師の派遣・交流

  被災教会では、この度の事態の中、教師が大きなストレスを感じています。
  できるだけ彼らを現場から離して、一時的にであっても休養させること、
  そして、教会の牧会と地域宣教にあたる力を補充させることが必要です。
  このために北支区から教師を被災教会の周辺教会に派遣し、
  被災教会には、教会のみなさんの顔も名前もよく分かっている同じ地区の
  教師たちが出かけて、礼拝を支えていく、そんな活動を行っていきます。
  また、北支区に被災教会の教師を招いて、ゆっくりと話を伺うなど、
  交流する機会を設けていきます


(3)現地教会を通じた被災者生活支援のための物資の調達・搬送
   及びボランティアの派遣

  北支区では、地震が起こった直後から被災教会の要請を受けとめて、
  支援物資の収集と調達を始めました。
  また、それらの物資を現地へと搬送するという形でのボランティア活動も
  始めました。
  次第に、被災教会とその地域でのボランティアワークが必要となり、その
  ために支区内・教区内教会と協力し、早稲田奉仕園や早稲田大学YMCA
  と協働してボランティアの派遣を行っています。
  今後も現地教会を通じた被災者生活支援のため、物資の収集・調達・搬送、
  また現地コーディネーター、ボランティアワーカーなど、現地で必要とさ
  れる人材を随時募集して派遣します。


(4)幼児施設の復興支援

  被災地では教会のみならず、関連の施設にも甚大な被害が生じています。
  長年、教会と協力して地域宣教を続け、子どもたちや保護者との関わりを
  通じて広く地域の信用を受けてきた幼児施設の復興は、とても大きな地域
  支援だと考えています。
  子どもたちの存在と笑顔は、未来への確かな希望であるととらえて、まず
  は新生釜石教会員が園長を務める釜石保育園を支援します。
  釜石保育園については『信徒の友』6月号に写真入りで報じられています
  ので参照してください。建物は破壊されつくしましたが、園児たちは無事
  で、現在、数キロ離れた場所を借りて、保育の働きを再開しています。